「鉄分不足じゃない」と思い続けていた私の勘違い

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なんだか体が重い…でも「鉄分不足じゃない」?

これは、「鉄分不足じゃないから大丈夫」と思い込んでいた30代後半の主婦、佐藤ユミさん(仮名)が、「鉄分」の大切さに気付くまでの物語です。

目覚ましの音で目を覚ますユミさん。しかし、布団の中から出るのがつらい。「寝たはずなのに疲れてる…」。

朝食作りに、子どもの世話、家事。頭がぼんやりして体も重い。午前中の家事が終わる頃にはぐったり。午後になるとソファから立ち上がれないほど疲れてしまいます。イライラして子どもにきつく当たってしまったり、夫との会話でとげのある言い方をしてしまったり。肌もかさかさで、顔色も冴えません。

「年のせいかな?」「疲れてるだけ」と思っていたけれど…

「隠れ鉄分不足」って、まさか私のこと?

ある日、友人とのランチで自分の不調を打ち明けると、友人から「鉄分が足りてないんじゃない?」と一言。

「鉄分不足なんて言われたことなかったけど…?」と答えるユミさんに、友人は「『隠れ鉄分不足』っていうのがあるんだよ」と教えてくれました。

鉄分が不足すると、ヘモグロビンが作れず酸素がうまく運ばれない。でも、健康診断で鉄分不足と診断される前の段階でも、体に影響が出るのだと。

「財布にお金がゼロじゃないけど、いざというときに足りない感じ」。その言葉に、ユミさんは自分の不調の原因が鉄分不足かもしれないと初めて気付きました。

体の中の「元気の素」!鉄分のすごいお仕事

鉄分の正体を調べるユミさん。

鉄分は、酸素を運ぶヘモグロビンを作る材料。ヘモグロビンは赤血球の中で、酸素という“お客さん”を乗せて全身を走る「タクシー」のような存在です。

※画像はイメージです

鉄分が不足すると、この“タクシー”が足りなくなり、酸素が体中に届かなくなります。結果、体がだるい、朝起きられない、美容の調子が悪い、イライラしやすい…など、さまざまな不調が現れるのです。

ユミさんは「美容、気力、寝起き…全部つながっていた」ことに気づき、驚きました。

食事から鉄分をチャージする方法を知ろう!

鉄分が多い食材には、鶏・豚レバー、牛・豚の赤身肉、カツオ・マグロなどの赤身魚、アサリ・シジミなどの貝類、ほうれん草・小松菜などの緑黄色野菜、大豆製品、ひじきなどの海藻類があります。※

さらに、鉄製のフライパンを使うと鉄分が溶け出すこともあるそう。

買い物や献立のときに「鉄分」を意識するようになったユミさん。「今日は何を組み合わせてみようかな」と考えるのが楽しみになりました。

※出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

毎日続けるのはちょっぴり大変?鉄分補給の落とし穴

でも現実には、「毎日鉄分を意識して食事を作る」のはなかなか大変です。

さらに鉄分には、「吸収されやすいヘム鉄(肉・魚)」と「吸収されにくい非ヘム鉄(野菜・豆)」があり、普段の食事からでは十分な量を摂るのが難しいことも。

女性は生理で鉄分を失いやすく、成長期の子どもや運動量の多い人も必要量が増えるため、気づかぬうちに不足しているかもしれません。

「私だけじゃなかったんだ…」

鉄分の吸収率を高める賢いコツ

さらに調べると、ユミさんは「ビタミンC」が鉄分の吸収率を高めてくれることを知ります。

オレンジ・キウイ・ブロッコリー・パプリカなど、ビタミンCが豊富な食材と一緒に食べることで、鉄分の吸収がぐっとアップ。

一方で、紅茶・緑茶・コーヒーに含まれるタンニンは吸収を妨げるため、食事中や食後すぐは避けるのがベター。

「今日は鶏肉とピーマンの炒め物にしよう」「デザートはキウイにしようかな」――ユミさんの工夫はどんどん広がります。

鉄分のチカラで、毎日をもっとスッキリ元気に!

「鉄分不足じゃないから大丈夫」と思い込んでいたユミさん。

でも、隠れ鉄分不足に気付き、食生活を少しずつ変えることで、体にも心にも少しずつ変化が現れてきました。

朝が少し楽に、日中の体の重さも軽くなり、気持ちも前向きに。子どもにも夫にも優しくなれた気がします。

鉄分という“元気の素”を意識するだけで、暮らしが変わるかもしれません。

「なんだか体が重い」「朝がつらい」――そんな人は、ぜひ一度、体の中の鉄分に目を向けてみてください。

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